1948年創業。日本で初めて漬け込み式明太子の製造・販売を手掛けた「ふくや」の明太子工場です。
2013年にオープンした「博多の食と文化の博物館ハクハク」は、
2025年夏にリニューアル事業の一環で施設名を新たに再スタートいたしました。
「ハクハク」は、かつてのご愛顧いただいた名称「博多の食と文化の博物館ハクハク」の
愛称をそのまま引き継ぎ、今後は「博」多中洲ふくやの「博」物館として、
皆さまに明太子の歴史と文化をお伝えします。
ふくや味の明太子工場では工場見学をはじめ、明太子作り体験を毎日開催。
明太子を堪能できるメニューをご用意したカフェコーナーや
お土産を購入できる売店を併設しています。
お子様から大人までお楽しみいただける施設です。
※別途施設メンテナンスなどで休館になる場合があります。
館内無料Wi-Fi
授乳室
多目的トイレ
車椅子無料貸出し
ベビーカー無料貸出し
バリアフリー対応
館内無料音声ガイド
博多の食と文化の博物館 ハクハク 館長 本田 祥久
2024年4月1日、ハクハク館長に就任いたしました。
ハクハクはふくやの明太子の製造工場として現在の場所に根を下ろしました。2025年7月にリニューアル事業の一環で施設名を新たに「ふくや味の明太子工場ハクハク」として、再スタートを切りました。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で外出等を自粛する期間が続きましたが、やっと旅行やお出かけを楽しめるようになりました。博多の町でも5月のどんたく、7月の博多祇園山笠、9月の放生会も再開しております。これまで「福岡に遊びに行きたくても行けなかった」という方々に対し、今こそ「福岡に来てよかった」と思って頂けるよう全力でお迎えしたいと思います。
当館ハクハクへご来館いただいた皆さまにふくやの明太子の美味しさの秘密を解明していただきながら、お一人でも多くの方に明太子を好きになっていただくべく、現在もハクハクリニューアル事業が進行中です。
皆さまのご来館を、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げています。
ふくや味の明太子工場 ハクハク 館長 本田 祥久
当時博多の街は戦災で焼け野原となり、少しずつ復興の兆しが見え始めた1948年(昭和23年)に、博多・中洲の一角に小さな食料品店として生まれました。店主の名は川原俊夫。妻・千鶴子とともにはじめたこのちっぽけな店が、その後半世紀以上つづく「ふくや」の歴史のはじまりでした。俊夫は戦時中の幼少期に韓国の釜山で食べた「たらこのキムチ漬」の味が忘れられず、戦後引き揚げた博多でその味を再現しようと、創意工夫を重ね、昭和24年1月10日、商売繁盛を願う十日恵比須神社大祭の日、日本で初めて「味の明太子」を売り出しました。
創業者の川原は当時、商標登録も製造法特許も取得せずに取引業者へ製造方法を公開したため、様々な味の明太子が生み出され、博多名物として定着するきっかけとなりました。