【1月10日は明太子の日】ハクハクでめでたいめんたい ~博多のお正月文化、知っとう?!~ | 博多の食と文化の博物館 ハクハク

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【1月10日は明太子の日】ハクハクでめでたいめんたい ~博多のお正月文化、知っとう?!~

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1月10日は明太子が生まれた日
昭和24年1月10日は、ふくや創業者の川原俊夫が、商売繁盛の神様である十日恵比須神社の縁日にちなんで1月10日に日本ではじめて明太子を販売した明太子の誕生日です。

そんな明太子は実はお正月にぴったりなほど縁起の良い食べ物なのです。
今年の明太子の日は、ぜひご家族ご友人と明太子作りにハクハクに遊びに来ませんか。

博多の「三社参り」

「三社参り」とは、福岡県を中心とした九州地方と中国地方の一部の地域に根付いた風習で、正月の初詣として3つの神社を参拝することを指します。

その起源は昔、朝廷が伊勢神宮・石清水八幡宮・賀茂神社の3つの神社に参拝していたことを知った一般の人々が真似たのがはじまりだと言われる説、先祖代々の氏神様(うじがみさま)・出生地の産土神様(うぶのかみさま)・現在住んでいる地域の鎮守神様(ちんじゅがみさま)の三柱の神様に挨拶をする意味で始まったという説など諸説あります。


福岡の三社参りは「太宰府天満宮→筥崎宮→宮地嶽神社」にお参りするのが一般的ですが、お参りする神社も期間もルールもありません。住んでいる場所や職場の近く等、1日で回るのではなく日にちを分けたり、三が日を避けて神社をまわるなど自分がお参りできる無理のない初詣で神様に新しい一年を祈願しています。

福岡に来られたら、ぜひお参りされてください。

◆『太宰府天満宮』
~天神さま(菅原道真公)をお祀りする全国約12,000社の総本宮~ 〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4丁目7−1 https://www.dazaifutenmangu.or.jp/
◆『筥崎宮』
~日本三大八幡の一つで、博多三大祭放生会や、勝負の神様としてスポーツ団体が必勝祈願として訪れる~ 〒812-0053 福岡県東区箱崎1丁目22−1 https://www.hakozakigu.or.jp/
◆『宮地嶽神社』
~全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮。3つの日本一があり、しめ縄は神社のシンボル 〒811-3309 福岡県福津市宮司元町7−1 https://www.miyajidake.or.jp/
◆『住吉神社』
~日本三大住吉の一つで最古の神社~ 〒812-0018 福岡市博多区住吉3丁目1-51 https://www.nihondaiichisumiyoshigu.jp/
◆『櫛田神社』
~博多の総氏神様としては最古の歴史を有し、博多を代表する夏の祭り「博多祇園山笠」の奉納される神社 〒812-0026 福岡県福岡市博多区上川端町1−41 https://hakatanomiryoku.com/spot/%E6%AB%9B%E7%94%B0%E7%A5%9E%E7%A4%BE
◆『警固神社』
~天神を見守り続けて400年以上、警(いまし)め、固(まも)る神、警固神社~
〒810-0001 福岡市中央区天神2丁目2-20 https://kegojinja.or.jp/

十日恵比須神社 ~正月大祭~

博多の新春は十日恵比須神社の「正月大祭」で始まります。

正月大祭とは、1月8日~1月11日の間に十日恵比須神社で行われ、博多の商人たちが今年1年の今年一年間の商売繁昌、家内安全、交通安全、漁業繁栄などをお願いするお祭りです。十日恵比須神社は福岡市博多区の東公園にあり、大祭期間は通常開催時100万人の参拝者が訪れ、商売繁盛にご利益がある神社です。
ハクミュージアムコーナーにて十日恵比須神社の縁起物展示を行います。

◆開運御座:1月9日・10日
文禄元年(1592年)から現在に至るまで御座が開かれています。開運御座とは新春の縁起を祝う儀式です。開運御座には各界の知名士、崇敬者をお招き致しますが、一般の方も申込出来ます。

◆福引き:1月8日〜11日
その年の運を試すのが福引き。福引きを引くと、世話人の「大当たりー!」の声が境内に響きます。福笹と共に渡される縁起物は、張子の福起こし、福寄せ、干支、金蔵、そろばん等、縁起の良いものばかりを揃え、必ず皆様に福が授かるようになっております。

◆徒歩参り:1月9日
博多の年中行事の1つ、新春の華を開くかち詣りが正月9日の宵えびすの午後に行われます。博多券番のきれいどころ(芸妓)総勢で島田のビンに稲穂のカンザシ、紋付正装、裾ひき姿でかち詣りののぼりを先頭に、博多那能津会の三味、笛、太鼓で十日えびすの唄をはやしながら東公園入口より行列、徒歩にて神社に参拝し、1年中の開運、商売繁昌の祈願をされます

◆えびす銭
当神社では古くからこの種銭を恵比須神社から貸出すので「えびす銭」と称し、商いの元金(種銭)として神社より縁起の良いお金を借り、これを商売の元手にしました。翌年は神明の御加護に依り繁昌したお礼として借りたお金を倍にして神社にお返しして、又新しい年の繁昌の為に新しく借りて行く風習がありました。


私たちふくやも博多の商売人として十日恵比須神社と深い縁があります。
創業者の川原俊夫が昭和24年、商売繁盛の神様である十日恵比須神社の縁日にちなんで、1月10日に店頭に明太子を並べました。今でも「1月10日は明太子の日」として毎年イベントを開催しております。
1月9日は毎年社内行事として商売繁盛を祈願し参拝したり、世話人としてふくや社員も期間中、皆様に福をお届けするお手伝いを行っています。
博多の人にとってはなくてはならならい新春の縁起担ぎです。
ぜひ皆様も新春は十日恵比須神社へお詣りされませんか。

本殿を正面にした、右側の開運殿に、ふくやが奉納した「めんたい娘」が鎮座
めんたい娘の説明

関連リンク

十日恵比須神社ホームページ <https://www.tooka-ebisu.or.jp/>
博多の三社参りについて<https://rkb.jp/article/157741/>

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